神夢想林崎流居合


 神夢想林崎流は、居合の元祖たる流祖、林崎甚助重信の創意に成るものである。 重信が思うに、大小二剣は腰に帯し鞘の内に在り鯉口を発する所必ず勝利の理あるべしと。 之を悟らんと欲し楯岡林崎明神に祈願一百日した。満願の日に至り、奇怪萬字剣を夢想に見て大悟し、 太刀打の根源居合剣法を発明し神夢想林崎流と號した。

 当流の業は、向身、右身、左身、外物、外物許、二方詰、五箇之太刀、八箇之太刀などからなる。

 稽古では、三尺三寸の長剣で九寸五分(小刀)に勝つを妙とする。

神夢想林崎流居合宗家 石崎徹

林崎流居合宗家


プロフィール
1968年11月6日東京都生まれ
1987年4月〜早稲田大学剣道部にて剣道の修業とともに小野派一刀流を学ぶ
2009年第17代小野派一刀流宗家、神夢想林崎流宗家笹森建美直門
2017年5月10日小野派一刀流免許皆伝
2017年10月1日笹森宗家より神夢想林崎流宗家に指名
生涯を掛けて先代の残した「円満」を体現する
現在、禮楽堂理事、専修大学経営学部教授、同体育会剣道部顧問

(注)禮楽堂では神夢想林崎流居合のみの教授は行っておりません。小野派一刀流の稽古が相当程度進んでから希望者に教授をします。


宗家演武

押立横一文字

神夢想林崎居合 向身一本目「押立」横一文字抜き付け


押立二躬

神夢想林崎居合 向身一本目「押立」二躬


防身

神夢想林崎居合 向身四本目「除身」除身の構え

笹森建美宗家生誕85年記念演武会(2018年5月26日)より


神夢想林崎流稽古風景